農園

一次発酵 と 二次発酵

馬ふん堆肥は土壌改良剤として非常に優秀な資材で、しろくろファームではしろとくろが排出するボロ(馬ふん)を堆肥化させて畑に使うことで、肥沃な土壌を作っています。

誤解のないように付け加えると、馬ふん堆肥だけで作物を作っているわけではありません。ただ、実感として、病害虫や水はけで苦しんだ経験はなく、程よく馬ふん堆肥の恩恵を受けれているではないかと思っています。 もちろん、たまたまかもしれないですし、「他の堆肥と比較して具体的にこうだった」というデータも持ち合わせてはいませんが(^-^;
(誇張しすぎも良くないと思うので記載しておきます)

ボロ(馬糞)を堆肥に変える

さてさて、しろくろのボロですが、基本的には山にしておいて乾燥防止のためにシートをかけて保管しています。以前も書きましたが、これだけで微生物による分解が進みます
たまに切り返し、カラッカラなら水分を足し、またシートをかけておくだけで馬ふん堆肥は比較的簡単に完熟しますが、やっぱり使用者としてはどんな変化が起きているのかを知っておきたいところ。少しだけ細かく見ておきます。


1次発酵

馬関係者なら誰でも想像できるボロからの湯気。あれは微生物が有機物を分解する時に出る分解熱です。あれは1次発酵と呼ばれる現象です。
生のボロには、・糖類 ・炭水化物 ・分解しやすいタンパク質など、微生物にとってすぐ食べられるごちそうが山ほどある状態なので、微生物が食事と呼吸をすればするだけどんどん増え、熱が放出されて温度も上がっていきます
ちなみに熱がでる仕組みは、微生物が
・呼吸しながら
・酸素を使って
・エネルギーを取り出す
つまり、有機物 + 酸素 → 二酸化炭素 + 水 + エネルギー(熱)
この仕組みになります。

しかも、この時の温度には非常に大事な役割があります。
・病原菌、寄生虫卵の死滅
・雑草種子の不活化
・腐敗菌の抑制
・好熱性菌が主役に入れ替わる

こういった、安全な堆肥にふるい分ける工程が1次発酵の中身になっています。
具体的には40→80℃まで温度が上がるくらい変化があると良質な分解であるといわれるようです。また、アンモニア臭などのイヤなにおいがなくなっていくのも1次発酵の特徴のようです。

2次発酵

1次発酵が終わり、温度が比較的落ち着いてくると、2次発酵が始まります。つまり、仕上げの分解ですね。主役が高熱性の細菌から、放線菌・真菌・セルロース分解菌などに変わります。放線菌は白かったりするので、こちらもイメージは沸くのではないでしょうか。
2次分解は、温度はそこまで上がらない(40℃前後)ものの、分解されにくい有機物の分解が穏やかに進みます。この分解により、見た目も匂いもかなり土に近いものに変わっていきます。

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